「プロトン」を柱とした健康ユートピア基本構想

21世紀は、生命科学(ライフ・サイエンス)の分野が大きく発展し、予防医学をはじめ再生医療といった体の失われた機能や組織を回復させる治療が大きく注目されると考えます。そこで私たちは、高度医療技術の研究・開発の拠点を整備し、プロトンを柱にした関連産業の発展を図ることで、より豊かで活力のある地域社会の構築を形成することを提案しています。

私たちが提唱するその機軸には「プロトン」を中心に用いた健康ユートピア構想があります。プロトンには溶媒(水)から誘導される「プロトン水=解離水」と陽子線といわれる「プロトン・ビーム」が存在し、プロトン水(解離水)は栄養補助食品としての癒しの特異性があり、生体内で生じる活性酸素に対応します。一方、陽子線であるプロトン・ビームは遺伝子を1つ焼くここと目的としたものであり、治療残痕の消化に対する免役活性をプロトン水(解離水)が担い、それら併用し再発防止を含め圧倒的な治療効果の向上を図ることが可能なのです。

本構想は、概要図に示したとおり3本の柱によって構成されています。プロトン水(解離水)を応用した農・産業の発展において、健全な農作物の提唱や製造工業での脱化学洗浄水の提唱など環境全般にわたり「人が住まう環境」の確立こそユートピア構想の根幹となるのです。

【プロトン水(解離水)とは】

プロトン水(解離水)とは、電気化学的に解離した水をさします。一般的に中性の水は、解離してプラスの電荷を持つ水素イオン(別名:プロトン)とマイナスの電荷を持つ水酸基(別名:プロトンドナー)とに解離しています。
その役割は、プロトンは生体で生じる活性酸素を消去します。一方、水酸基はプロトンドナーとして働き、水自体が栄養補助食品として働き、植物由来の化学物質を補助しプロトン誘導体として機能することが期待できます。
電解により解離したプロトン水(解離水)の主な特徴は、活性酸素で知られる不対電子に対応し、フリーラジカルを消去します。また、水ですから不対電子には対応しますが、人工的な化学物質とは反応しないのが特徴的です。

【プロトン水(解離水)の応用】

第一は、予防医学への応用

一般に生体は、酸化体に傾きやすいと言われています。これに対し還元酵素を用いて恒常性維持が働く仕組みになっています。従って、解離した水酸基の還元作用を用いることで酸化体への対応が期待され、栄養補助機能を活性させることが肝要です。
水に機能性を持たせるためには水の電気分解による解離したプロトンや水酸基を用いることで生体の恒常性維持に寄与できるのです。

第二は、プロトン水(解離水)の抗酸化型農業への応用

水や農産物は硝酸イオンが蔓延し、消化管内で亜硝酸イオンに変換され、肉類のアミンと結合し発ガン性のニトロソアミンが合成され、ヘモグロビン血症を起こす原因とされ、母体内で胎児の窒息死、インスリン依存型小児糖尿病との関連が明らかになってきました。
農作物の硝酸イオンを低減させた「環境改善型農業」を提唱し、薬理作用を持つ植物由来の化学物質の向上を図る農作物の育成への対応が期待しています。
勿論それらを育む土壌環境の悪化も大きな問題になる。化学工業の発展により1千万種を越す、化学物質が産出され、非常に多種類の有害物質や汚染物質が水に溶け込で、それゆえに地球規模で水の汚染が進行し、「水」本来のエネルギーも失われ、処理できない有害物質が体内、外で循環し蓄積されています。その結果、生活習慣病が引き起され、いたる所で自然環境が破壊される状況に至っています。まずその多くの使用される洗浄に、界面活性剤や有害物質を含まない無害で安全な電解線浄水を提唱していく「環境改善型工業」に変換していくことも大切なことです。

トータルヘルスケアへの提唱

ユートピア構想はプロトンの3本の柱を機軸とし、従来の陽子線や重粒子線の治療では得られなかったところをケアしていきます。水を応用した植物由来の化学物質を利用し、予防・予後医学を中心課題に、広く患者の健康および環境管理を提唱するものです。従って地域再生への道を切り拓き、近未来型の「環境改善型トータルヘルスケア」の実現に大きく寄与するであるこの「プロトン」に秘められた可能性を多くの方に理解して頂きたいとお願いする次第です。